人間本来の体

ダイエットにとって一番重要なことは「健康的に」ということです。その健康的になるには、日本人の体にあった本来の生活が必要なのかもしれません。なので、日本人の本来の食生活について紹介。

最近では、海外のトップモデルのように、長身・長足のいわゆる“スタイルの良い人”が日本人でも目立つようになってきました。しかし、ほとんどの日本人は、胴長・短足の体型です。これが1万年かけて環境に合わせて進化してきた現在の体型だと言われています。

この体型の原因には諸説ありますが、日本人の食生活が穀物を主食としていたので、穀物を消化する為に腸が長くなり、その結果、胴長になったと言われています。短足に関しては、正座の習慣が最も有力なようなので“進化してきた体系”には含まれないかもしれませんが・・・。

※短足に関して、説得力に欠けるとの意見もありますが、その他の説も…
日本人の短足は重心の低さが生活に適していたという話も。
例えば、農耕をする際には、重心が低い方が有利だとか、重い物を運ぶ時には“押す”や“引く”ではなく“背負う”だった為に重心が低くなったとか…。

狩猟から稲作へと移り変わった縄文時代には、主食に玄米を、副食に肉、魚、野菜、木の実などの自然の幸が食べられていました。その後、中国などから入ってきた野菜なども食べられるようになり、炒めるなどの調理法にもバリエーションが出てきましたが、一般庶民の基本的な食事は、主食の米と、季節ごとの農産物や海産物の質素な内容のものが明治時代に入るまで続いていました。

そんな中で、裕福な生活を送っていた平安貴族などは、消化が悪く、栄養の偏った食事をしていたようです。その上、室内中心の生活で運動不足だった為、 貴族たちの多くが、栄養失調や皮膚病、結核 、かっけ、鳥目などの病気が多く、早死にする人も多かったようです。
この状態は、まさに現代の日本人と似た状況だったと言えるかもしれません。

はるか昔から、わずか150年前まで続く日本人の食事は、〝穀物を中心とした少量の食事で生きてゆける体〟に作りあげてきたと言えます。また、効率よく食料をエネルギーに出来るように栄養素を吸収しやすいように腸が長くなった、ということも言えるようです。

人間に限らず生物が進化するというのは、その生活環境に合わせてベストなバランスを取る為の変化です。つまり、体を<ベストなバランス>にする、または近づける事がダイエットの秘訣であり、健康になる為に大切な事だと言えます。

現代社会では難しいことですが、自分で耕した穀物を主食にし、肉や魚を捕まえて食べるような自給自足の生活が日本人の体には一番良いのかもしれません。

現代人の体質

ダイエットを考察するにあたり、日本人の歴史と体質についても予備知識として頭の片隅にでも入れておく必要があります。 ということで、このページでは「今日の生活と体質」について紹介。

今日の日本に対して「飽食時代」という言われ方をすることがあります。確かに、身の回りには物が溢れ、24時間いつでも食べる事ができますし、“グルメ”や“食べ飲み放題”など、好きな物を好きなだけ食べることも出来ます(金銭の問題を無視すれば、と言うこともありますが…)。

食生活は時代と共にそれまでも変化してきましたが、一般庶民のレベルで急激に変化し始めたのは明治時代になってから、今からわずか150年足らずの時代になってからでした。特に、この“飽食”と言われる状態になったのは、第二次大戦後の日本の急成長によるもので、それまでの日本では、そうではありませんでした。

この急激な変化について来れない体が、肥満などを代表とする生活習慣病を引き起こし、その結果“ダイエット”と呼ばれる減量が世間に広まったと言えます。

そもそも、日本人は豊富とは言えない食料で食いつなぐ生活を長い年月続けてきました。その過程で、肉や魚を中心にした狩猟生活から、米に代表される穀物を主食とする農耕生活に移り変わり、稲作農耕が始まってから1万年という長い年月をかけてその生活に適応する体へと変化(進化)してきたと言われています。

そのように作りあげてきた日本人の体は、突然とも言えるほど急速に変化した飽食環境による生活に対応出来ないのは当然のことと言えます。

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